Google Chromeの更新版がリリース、深刻な脆弱性を解決

Google Chrome 6.0.472.59では10件の脆弱性に対処した。このうち最も危険度が高い脆弱性は、Macのみに影響する。

» 2010年09月16日 07時58分 公開
[ITmedia]

 米Googleは、Webブラウザ「Google Chrome」安定版のアップデートとなるバージョン6.0.472.59を、9月14日付でリリースした。Windows、Mac、Linuxに影響する脆弱性に対処している。

 Googleのブログによると、Chrome 6.0.472.59では合計10件の脆弱性を解決した。このうち危険度が最も高い「クリティカル」に分類されている1件は、Macのみに影響する。

 危険度「高」の脆弱性は6件あり、解放済みのメモリ領域を参照してしまう問題、レースコンディション問題、メモリ破損問題に対処した。US-CERTによれば、これらの脆弱性を悪用された場合、攻撃者が任意のコードを実行できてしまう恐れがある。

 残りの3件は危険度「低」となっている。アップデートはWindows、Mac、Linux版がGoogleのWebサイトからダウンロードできるほか、ユーザーには自動アップデートが通知される。

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