MicrosoftのバルマーCEOが、資産の分散化と税金対策を目的に保有するMicrosoft株の一部を売却することを明らかにした。
米Microsoftは11月5日(現地時間)、同社のCEOであるスティーブ・バルマー氏が保有するMicrosoft株式の一部を売却する計画であると発表した。資産の分散化と税金対策を目的に、年末までに7500万株を売却するという。同氏のこれまでの保有株式数は約4億800万株に上るという。
バルマー氏は声明文で「今回の株式売却は個人的な事柄ではあるが、混乱を避けるために公表した」と語り「Microsoftの新製品と、人々の生活に変革をもたらすわれわれの技術の可能性に期待しており、今後もMicrosoftと同社の成功に全面的にかかわっていく」としている。
Microsoftが米証券取引委員会(SEC)に提出した同日付の文書によると、バルマー氏はここ数日で既に4930万株のMicrosoft株を売却している。今回さらに株式を売却しても、同氏がビル・ゲイツ氏(6億2100株保有)に次ぐ大株主であることに変わりはない。
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