ビル・ゲイツ氏の後任としてチーフソフトウェアアーキテクトを務めていたレイ・オジー氏が退職する。Lotus Notes開発者として知られる人物で、MicrosoftではAzureなどに携わっていた。
米Microsoftは10月18日、チーフソフトウェアアーキテクト(CSA)のレイ・オジー氏が退社すると発表した。
オジー氏は2006年にビル・ゲイツ氏の後任としてCSAに就任し、「Azure」などのプロジェクトに携わってきた。Lotus Notes開発者の1人としても知られる。
オジー氏はCSAから退き、当面はMicrosoftにとどまって引き継ぎを行いながら、エンターテインメント関連の事業を担当する。現時点では、退社後の計画は特にないという。
スティーブ・バルマーCEOは、CSAの役割は独特なものであり、オジー氏の後にCSAの役職を置くことはしないとしている。
Microsoftでは今年に入って上級幹部の退社が相次ぎ、5月にはエンターテイメント&デバイス部門社長のロビー・バック氏、XboxやZune開発に携わったジェイ・アラード氏、9月にはビジネス部門責任者スティーブン・エロップ氏の退職を明らかにしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.