フォーティネットはVMware上で動作するセキュリティソフトウェアと、データセンター向けUTMアプライアンスを発売する。
フォーティネットジャパンは11月4日、仮想化環境で動作する4種類のセキュリティソフトウェア製品と、データセンター向けUTMアプライアンスの新製品「FortiGate-3040B」を発表した。同日から2011年第1四半期までに順次出荷する。
ソフトウェアの新製品は、UTMアプライアンスで提供しているセキュリティ対策機能を仮想化環境で利用するために開発されたもので、VMwareのハイパーバイザー上で動作する。ラインアップは、UTM(統合脅威管理)の機能を提供する「FortiGateバーチャル アプライアンス」、電子メールセキュリティ機能の「FortiMailバーチャル メッセージング セキュリティ アプライアンス」、アプライアンスやエンドポイントのエージェントを集中管理する「FortiManagerバーチャル アプライアンス」、分析・レポートツールの「FortiAnalyzerバーチャル アプライアンス」の4種類。
また、VLANで区切られた数百以上の仮想ドメインでの運用にも対応する。仮想化環境と物理環境のセキュリティ強化を一体的に行えるという。出荷開始時期は、FortiGateとFortiManagerのバーチャル アプライアンスが12月10日、FortiAnalyzerとFortiMailのバーチャル アプライアンスは2011年第1四半期を予定する。
FortiGate-3040Bは、2UサイズのUTMアプライアンスで、最大40Gbpsのワイヤスピードのファイアウォールスループットを実現する。10ギガビット イーサネット ポートを標準で8ポート装備するほか、モジュラーSFP+やSFP、RJ-45ポートなど計20ポートを装備する。最大16GbpsのIPSec/VPN接続をサポート。既に出荷を開始している。
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