EMC、Symmetrix VMAXに機能追加――ローエンド製品の強化と値下げも

EMCジャパンはストレージの効率化とセキュリティの担保という観点からSymmetrix VMAXに機能を追加した。なお2011年度は、ローエンド製品にも注力するという。

» 2011年01月26日 21時11分 公開
[石森将文,ITmedia]

 EMCジャパンは1月26日、同社のストレージ製品「Symmetrix VMAX」への機能追加を発表した。新機能を備えたSymmetrix VMAXは、同日より販売を開始する。

 追加された機能は3つ。まずストレージの自動階層化「FAST VP」については、従来は数十Mバイトから1Gバイトであったデータ移動の単位を8Mバイトとし、ティアリングの効率化につなげた。またSymmetrixのストレージアレイ間でアプリケーションを止めることなくデータを移行する「Federated Live Migration」を備える。加えてハードウェアによる暗号化機能「VMAX Data@Rest Encryption」は、アプリケーションのパフォーマンスに影響を与えずデータを暗号化し、仮想化されたストレージプール内でのセキュリティを高めるという。

 当日の製品発表には、2010年12月に代表取締役社長に就任した山野修氏も登場し、「従来、高信頼・高品質とともに“高価格”というイメージがあったことも否めないEMC製品だが、2011年度はシンプルでお手ごろな、中堅中小向け製品を多く投入する」とした。既存製品の値下げも進めるという。

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