双日、BIツールの活用でグループの経営情報の共有基盤を構築

双日は、日本オラクルのBI製品を利用してグループの経営情報を共有する「FLASHシステム」を構築した。

» 2011年02月23日 14時12分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 双日は、グループ企業の経営情報を共有するための基盤「Flexible Analysis for Sojitz Historical Data(略称:FLASHシステム)」を構築し、2010年12月から運用を開始した。同システムの構築を支援した日本オラクルが2月23日、発表した。

 FLASHシステムは、機械、エネルギー・金属、化学品・機能素材、生活産業の各部門や連結対象となる子会社や関連会社の経営および財務の情報を共有する。同社では経営情報の活用に関して、従来は世界に点在する拠点からの情報入手に時間がかかることや、手作業による情報入力、情報収集の負荷といった課題を抱えていた。新システムはこれらの課題を解決する手段として、日本オラクルのビジネス分析(BI)製品「Oracle Business Intelligence Enterprise Edition」をベースに開発した。

 当面は各事業情報の集約と分析を行い、世界各地の現地法人等の売り上げや契約、予算などの情報をユーザー部門のニーズに合わせて利用、共有するための基盤として運用する。将来的に、リスクマネジメントの見地から事業投資における損失の予防や抑制、また、収益性の向上とグループ資産の健全化・優良化を図るための手段として活用していく方針。

 オラクル製品の採用理由は、対象とする情報や分析軸、表示方法が容易に変更・追加できる点や、導入支援のコンサルティング実績が豊富にあることだという。

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