3月21日に5周年を迎えたTwitterが、サービスの安定化を目的とした新しいデータセンターへのインフラの移行が完了したと発表した。
米Twitterは3月21日(現地時間)に5周年を迎え、昨年9月から取り組んできたダウンタイム削減の取り組みが完了したことを発表した。
同社のサービスは立ち上げ以来急成長しており、2011年2月の1日平均ツイート数は1億4000万件に上る。昨年は急激なトラフィックの増加によるパフォーマンス低下が何度か発生し、6月にはダウン状況を示す「クジラ」が頻繁に表示された。
こうした状況に対処するため、同社はシステムのインフラを複数のデータセンターに分散させるための移行を実施した。9月から数カ月をかけて、第1のデータセンターから第2のデータセンターへ、さらに第3のデータセンターへとシステムと20Tバイトに上る全ツイートデータを移行することに成功したという。この移植はダウンタイムなしに実施され、その間サービスはTPS(1秒当たりのツイート数)の新記録を更新した。
この移行により、ユーザーと開発者に対してより安定したサービスの提供が可能になり、新サービスの提供が可能になるとしている。
また、Twitterは5周年を記念して、キャンペーンサイトを立ち上げた。このサイトには、アーティストのスヌープ・ドッグや英Virgin Group会長のリチャード・ブランソン氏など各界の著名人のインタビューのYouTube動画と、16人の著名人のTwitterへのリンクが掲載されている。
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