日本IBM、最大23Gbpsの通信に対応したIPSアプライアンスを発売

日本IBMは、最大23Gbpsの通信に対応し、最大同時1250万セッションを処理できるIPSアプライアンス「GX7800」を発表した。

» 2011年04月05日 14時45分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 日本IBMは4月5日、IPS(不正侵入防御)アプライアンスの新製品「IBM Security Network Intrusion Prevention System GX7800」を発売した。価格は最小構成の場合で3140万円(税別)となっている。

 新製品は最大23Gbpsの通信に対応し、最大1250万セッションを同時に処理できる。ネットワーク処理専用プロセッサの増強や内部バスの広帯域化などにより、ネットワーク処理専用モジュールの性能を改善し、ネットワークの遅延を低く抑えたまま同時解析数を向上させた。

 また並列処理が可能なプロトコル解析モジュールを搭載し、複雑なプロトコル解析でのパフォーマンスを高めた。IBMのセキュリティ研究開発組織「X-Force」が提供するシグネチャを即座に反映させる仕組みを持つ。発見された脆弱性に対して仮想的にパッチを適用する「Virtual Patch」を使用し、ベンダーがパッチを配布する前にユーザーを保護できるとしている。

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