NECとウイングアーク、大規模なビジネス分析システムを共同展開へ

NECとウイングアークは、ビジネス分析(BI)分野での協業体制を強化し、既存の約10倍の処理能力が求められる大規模システムへの対応を進める。

» 2011年04月27日 13時28分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 NECとウイングアーク テクノロジーズは4月27日、ビジネス分析(BI)ビジネスでの協業体制を強化させ、従来の約10倍の処理能力が求められる大規模BIシステムへの対応を進めることを表明した。

 2社はウイングアークのBIソフトウェア「Dr.Sum EA」の販売などで協業しているが、これまでは処理するデータ量が少ない中堅・中小企業や大企業の部門向けの導入が中心だった。今後は大規模なデータ処理が要求されるシステムに対応するべく、共同で機能強化や性能検証を実施する。

 具体的には、NECが大規模BIシステムで必要とされる機能や性能を抽出し、その情報からウイングアークがDr.Sum EAの機能強化を実施する。さらに、NEC製ハードウェアや統合運用管理ソフト「WebSAM」などのミドルウェアを組み合わせた性能検証も行う。

 またNECは、Dr.Sum EA担当の人員を約50人規模に増強した。同社では4月から約4000人の営業組織でDr.Sum EAの利用を開始したほか、グループ企業のNECネクサソリューションズでも、営業支援や原価管理の「集計システム」として2500人が利用しているという。

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