米Googleは6月6日(現地時間)、Googleカレンダーに第三者が直接予約を書きこめる新機能「appointment slots(日本では「予約の時間枠」)を発表した。向こう数日間で全ユーザーが利用できるようになる。
例えば病院や美容室などが、顧客向けに公開するGoogleカレンダーでこの機能を利用すると、顧客はカレンダー上の空いている時間に直接予約を書き込むことができる。これで「仕事時間中に美容院に予約の電話をしなくて済む」とGoogleは説明する。
Googleカレンダーに予約の時間枠を設定するには、カレンダー上の枠を設定したい部分でクリックし、表示される設定ウィンドウでAppointment slotsを選択して時間や件名などを入力する。
こうして時間枠を設定した予約用カレンダーには、各カレンダーにサインアップするためのURLが付与されるので、顧客や同僚など、予約枠を利用してほしい相手にこのURLを告知できる。
予約を書き込む側は、Googleアカウントを使って予約用URLからカレンダーにサインアップする。予約用カレンダーに自分のGoogleカレンダーの予定がオーバーラップで表示されるため、予約可能な時間を探しやすい。予約するには、予約ボタンをクリックして保存するだけだが、コメントを追加することもできる。誰かが予約を入れた枠は他の訪問者には表示されなくなる。
サインアップ用URLを例えばGoogleプレイスのページなどに表示すれば、ローカルビジネスにとって強力な顧客開拓ツールになる可能性があるだろう。
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