福井放送は、NECの営業放送システム「S-CMWIN II」の初のユーザーとなった。
NECは8月16日、民間放送局向けの営業放送システム「S-CMWIN II」が福井放送に採用されたと発表した。同システムの最初のユーザーとなる。
営業放送システムは、放送番組やコマ―シャル(CM)の編成、CM枠の販売、放送後の広告主や広告代理店への放送確認書、請求書発行までの業務を一元的に管理する。民間放送局の基幹業務システムとなる。
福井放送では、これまでアナログ/デジタル放送に対応した「S-CMWIN」を運用していたが、7月24日の地上デジタル放送への完全移行に伴い、同月25日からS-CMWIN IIの運用を開始した。S-CMWIN IIはデジタル放送に特化しており、データの管理や運用が容易にできるほか、マルチ編成や緊急特番への対応、放送確認書チェック機能などを備える。また、ワンセグの独立放送やテレビスポット広告取引EDI(デジタル放送対応版)、CM素材のファイル化への対応も準備しているという。
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