システム単位で各種ITリソースを仮想化する機能や複数の物理サーバを仮想統合する機能を搭載する。
CA Technologiesは8月23日、仮想化基盤製品「CA AppLogic 3.0日本語版」を発表した。2010年2月に買収した3TeraのAppLogicをベースに開発した初の日本語版製品となる。
CA AppLogic 3.0では、仮想化する環境を従来のような「マシン」単位ではなく、「システム」単位としているのが特徴。短時間で仮想環境を構築できるほか、システムの管理を効率化できる。マシン単位で個々の仮想環境を操作する場合に比べ、人的な操作ミスなどの軽減につながるという。
また、複数の物理サーバが持つリソースをつなぎ合わせてグリッド基盤を構成させ、1つのリソースプールとして扱うことができる。これにより、特定の物理サーバのリソースを意識すること、グリッドを構成する物理サーバの追加や削除、電源管理などの操作をスムーズに行うことができるようになる。
このほかWebブラウザ上から仮想システムを短時間で構築できる専用デザイナーや、複数のグリッドを統合的に管理する「バックボーン・ファブリック・コントローラ」機能も用意する。同日から出荷を開始しており、参考価格は25ソケットの場合で394万円(税別)となっている。
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