Webブラウザのハッキングコンペ、今年も3月に開催

ターゲットはIE、Safari、Chrome、Firefoxの主要4ブラウザ。HPとGoogleが高額の賞金を用意している。

» 2012年01月25日 14時43分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Hewlett−Packard(HP)傘下のセキュリティ企業TippingPointは、毎年恒例のWebブラウザハッキングコンペ「Pwn2Own」を3月7〜9日の日程で開催すると発表した。カナダのバンクーバーで開かれるセキュリティカンファレンスのCanSecWestで実施する。

 今年のターゲットはMicrosoft Internet Explorer(IE)、Apple Safari、Google Chrome、Mozilla Firefoxの主要4ブラウザ。パッチを完全適用した最新バージョンが対象で、OSはWindowsまたはMac OS X Lionのいずれかが選べる。

 参加者は得点制で評価され、未解決の脆弱性を実証すれば32ポイントの高得点をマークできる。最終日までに最高得点を獲得した優勝者には6万ドル、2位入賞者には3万ドル、3位入賞者には1万5000ドルの賞金がそれぞれHPから授与される。

 これとは別にGoogleも賞金を用意している。Chromeのみの脆弱性を突いてサンドボックスをかわし、コードを実行することができた参加者には1件につき2万ドルを贈呈。Chromeの脆弱性とOSの脆弱性を組み合わせた場合には1万ドルを贈呈する。

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