IDC、2011年末時点の国内サーバ設置台数を発表 前年から微増

2011年末時点での国内サーバ設置台数をIDC Japanが発表した。

» 2012年02月01日 12時16分 公開
[ITmedia]

 IT調査会社のIDC Japanは2月1日、2011年末時点での国内サーバ設置台数を発表した。東日本大震災などの影響を受けたものの、前年と比べて微増となる276万8120台だった。

2011年末時点の国内サーバ設置台数(出典:IDC Japan) 2011年末時点の国内サーバ設置台数(出典:IDC Japan)

 サーバの設置場所について、ホスティング事業者、コンテンツ配信事業者、ネットワークサービス事業者といった事業者データセンター(DC)が全体の34.2%にあたる94万6398台、企業内DCが115万909台(41.6%)、そのほかがオフィススペースや店舗のバックヤードなどDC外での設置となった。

 DCの規模別にみると、事業者DCでは全体の70.3%が大規模DC(IT機器設置スペースが500平方メートル以上)に集中しているのに対し、企業内DCでは、大規模DCが31.8%、中規模DC(100〜500平方メートル未満)が17.0%、小規模DC(50〜100平方メートル)が23.1%と分散している。

 2011年は震災によるサーバ設置台数減少などの原因があったが、スーパーコンピュータ「京」向けの出荷が数字を押し上げ、2010年末時点の275万3573台から0.5%増加した。

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