2012年の国内IT/ICT市場はプラス成長の見込み――IDC

2011年の市場成長率はともにマイナスとなったが、2012年は回復が見込まれるとしている。

» 2012年02月28日 12時57分 公開
[ITmedia]

 調査会社のIDC Japanは2月28日、国内製品別IT市場の2011年第3四半期実績と2011年〜2015年の市場予測を発表した。2011年の国内IT市場規模は前年比2.8%減の12兆8251億円、これに通信サービスを加えた国内ICT市場規模は同1.3%減の23兆7844億円となった。

 2012年は、東日本大震災からの復興に向けた財政支出による景気の浮揚が期待され、スマートフォンやITサービス、ソフトウェア、データ通信サービスの成長が見込まれる。IDCでは2012年の国内IT市場規模を同1.2%増の12兆9777億円、ICT市場規模を同1.3%増の24兆1032億円と予測する。

 また2010〜2015年の年間平均成長率ではIT市場が0.2%減、ICT市場が0.3%増になると予想。2015年のIT市場規模は13兆444億円、ICT市場規模は24兆4724億円になるとみている。

 なお今回の調査では定義変更を行い、IT市場にフィーチャーフォンを追加しているという。

国内ICT市場実績と予測:2010〜2015年、2010年は実績値、2011年以降は予測(出展:IDC Japan)

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