UTMを始めとするネットワークセキュリティ製品をポートフォリオに加えるのが狙いだという。
米Dellは3月13日(現地時間)、ネットワークセキュリティベンダーの米SonicWALLを買収することで同社と最終合意に達したと発表した。買収総額などの詳細は公表されていない。
SonicWALLは、1991年に設立されたカリフォルニア州に本拠を置く企業。UTM(統合脅威管理)製品や「次世代ファイアウォール」と呼ばれるネットワークセキュリティ製品、サービスを手掛けている。
Dellは買収の背景について、企業で取り扱うデータの増加やクラウドベースのソリューションの導入拡大などによってセキュリティリスクが高まっていると説明。セキュリティ標準への対応を始めとするセキュリティニーズが拡大しているという。
同社は、これまでにセキュリティサービスのSecureWorksやシステム管理のKACEなどの企業を買収。SonicWALLの買収を通じて、「セキュリティ製品ポートフォリオの拡充を図り、End-to-Endでソリューションを提供する当社の立場を強化する」と表明している。
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