RIMが今年下半期に公開予定の次期モバイルOS「BlackBerry 10」搭載のプロトタイプ端末を、5月に開催する開発者向けカンファレンスで配布すると発表した。
カナダのResearch In Motion(RIM)は3月23日(現地時間)、5月1日からフロリダ州オーランドで開催する開発者向けカンファレンスで、次期OS「BlackBerry 10」搭載のプロトタイプ端末を提供すると発表した。
BlackBerry 10は、現行のBlackBerry 7までとは異なるQNXベースのOS。RIMは昨年の9〜11月期業績発表の際、チップセットの遅れが原因でリリースが今年後半にずれ込むと発表している。
5月のカンファレンスでは、一連のSDKなどの開発ツールとともに、プロトタイプ端末の「BlackBerry 10 Dev Alpha」を配布する。カンファレンスの申し込みはオンラインサイトで既に始まっている。
BlackBerry搭載端末のスマートフォン市場におけるシェアは、iOSやAndroidの勢いに押されて縮小している。ソフトメーカーの米Appceleratorと米調査会社IDCが20日に発表したモバイルアプリ開発者に関する調査報告によると、開発対象として「非常に興味がある」OSとしてBlackBerryを選んだ開発者は16%と、米MicrosoftのWindows Phone 7の37%を大きく下回った。
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