Androidアプリの公式販売ストア「Google Play」で「ゼルダの伝説」の海賊版が見つかった。
任天堂の人気ゲーム「ゼルダの伝説」の海賊版が、Androidアプリの公式販売ストア「Google Play」に混入していたという。セキュリティ企業の英Sophosが4月26日のブログで伝えた。
海賊版の情報はブログの読者からSophosに寄せられたという。この読者はAndroid版の「ゼルダの伝説」と称するアプリをGoogle Playから入手してインストールしたところ、過剰な広告が表示されるようになってしまったとしている。
Google Playを調べたSophosの専門家は、ゼルダの画像を使った「Legend of Zelda」のアプリを確認。これをインストールすると、ゲームに見せかけた別の複数のアイコンがAndroidの画面に表示され、クリックすると広告サイトへ誘導される。ポケモンやスーパーマリオなどのキャラクターを使ったアイコンが表示されることもあるという。
実際には、ゼルダは任天堂のゲーム機以外に対応した公式バージョンは存在しない。問題のアプリはオープンソースのニンテンドー64エミュレータと古いゲームROMを使った海賊版だった。Googleはその後、同アプリをGoogle Playから削除する措置を取ったという。
Google Playにはゼルダのほかにも、正規のアプリに見せかけてユーザーをだまそうとする不審なアプリが多数存在するとSophosは伝えている。
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