Research In Motionが開発者向けカンファレンスで次期OS「BlackBerry 10」を披露し、SDKの提供を開始した。
カナダのResearch In Motion(RIM)は5月1日(現地時間)、フロリダ州オーランドで開催の開発者向けカンファレンスで、次期OS「BlackBerry 10」を発表した。
予告通り、カンファレンスの参加者には同OSを搭載するプロトタイプ端末「BlackBerry 10 Dev Alpha」が配布される。右の写真から分かるように、プロトタイプ端末には従来のBlackBerry端末の特徴であるQWERTYキーボードが付いていない(これまでも物理キーボードのないモデルも提供してきてはいるが)。
同社はまた、同OS向けのネイティブアプリおよびHTML5アプリを制作するための最初のSDKを、RIMのページで公開した。無料でダウンロードできる。
これらのツールで開発したアプリは、スマートフォンだけでなく、タブレット「BlackBerry PlayBook」でも稼働する見込みだ。BlackBerry 10搭載端末は、2012年下期に登場するという。
カンファレンスでは1月に新CEOに就任したソーステン・ハインズ氏がプロトタイプ端末で新OSの機能を紹介したが、製品版の端末は披露されなかった。
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