ロンドンオリンピックのスポンサー企業であるVisaとSamsungが、NFC利用のモバイル決済システムを搭載した特別仕様の「GALAXY S III」を公式スマートフォンとして選手に提供する。
米Visaと韓国Samsung Electronicsは5月9日(現地時間)、Samsungが4日に発表した新スマートフォン「GALAXY S III」にVisaのモバイル決済システム「Visa payWave」を搭載した特別仕様の端末をロンドンオリンピックの「公式スマートフォン」とすると発表した。オリンピック期間中、両社が後援する選手はこの端末を使ってロンドン中の6万以上のショップやレストランで買い物ができる。
Visa payWaveは2005年からVisaが提供している非接触型ICカードで利用できる決済システム。店舗に設置された専用ターミナルにカードをかざすことで支払いができる。
オリンピック仕様のGALAXY S IIIは、NFC機能とネイティブアプリにより、Visa payWaveの機能を利用する。オリンピックが開催される6月までには、英国のショップに14万以上の専用ターミナルが設置される見込みだ。
GALAXY S IIIは、欧州で5月29日に発売される。1.4GHzのARM CORTEX A9ベースの「Exynos 4 Quad」4コアプロセッサを搭載し、OSは米GoogleのAndroid 4.0(コードネーム:Ice Cream Sandwich)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.