WWDCでは、15インチの新MacBook Pro、iOS 6、iCloudのアップデートが発表されると、複数の米メディアが伝えている。
米Appleの開発者会議「Worldwide Developers Conference(WWDC) 2012」を1カ月後にひかえ、さまざまなうわさがとびかっている。米9to5Macは5月14日(現地時間)、15インチの新「MacBook Pro」が発表されると伝え、翌15日には米Bloombergも同様の記事を掲載した。いずれも“信頼できる筋”の情報とし、9to5Macは新MacBook Proのモックアップと称する筐体の写真も掲載している。
これらの記事によると、新MacBook Proはディスプレイは15インチでiOS端末と同様のRetinaディスプレイを採用し、厚さが現行(2.41センチ)より薄くなるという。CPUは米IntelのIvy Bridge(コードネーム)で、グラフィックスカードはNVIDIA GeForce GT 650M。
MacBook AirとMac miniに続き、同シリーズからもDVDドライブが消える。USBポートは3つでUSB 3.0をサポートし、SDカードスロットを備えるという。
WWDCの“発表予測”としてはこのほかに、「iOS 6」やiCloudのアップデートなどがある。
iCloudのアップデートは米Wall Street Journalが14日に“この件に詳しい筋”の情報として伝えたもの。記事によると、このアップデートでiCloudのユーザー同士での写真共有ができるようになるという。iCloudにはPhoto Streamという端末間で写真を同期する機能はあるが、共有機能はない(写真共有には別のサービス「iPhoto」が利用できる)。
いずれのうわさについても、Appleはコメントを拒否している。
WWDCは6月11日から6月15日にサンフランシスコのモスコーンセンターウェストで開催される。チケットは既に完売しているが、すべてのセッションが動画で配信される予定だ。
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