Facebookが株式公開の価格レンジを1株当たり28〜35ドルから1株当たり34〜38ドルに引き上げた。時価総額が1000億ドルを超えることになりそうだ。
米Facebookは5月15日(現地時間)、米証券取引委員会(SEC)への株式上場申請文書を改定し、株式公開の価格レンジを10日に設定した1株当たり28〜35ドルから1株当たり34〜38ドルに引き上げた。公開株式数は3億8800万株で、これにより最大で147億ドルの調達を目指すことになる。
米Bloombergによると、同社の時価総額は最大で1042億ドルになり、これは米Amazon.comに匹敵し、米Hewlett-Packard(HP)や米Dellを上回るという。
同社は2月の申請文書提出から何度か文書を改定しているが、今回は価格レンジの変更のほか、米Instagramの買収に関する記述を修正した。これまでは2012年第2四半期中に買収を完了するとしていたが、2012年中となった。米Reutersによると、この大規模買収を審査している米連邦取引委員会(FTC)が先週、米Googleと米Twitterに接触したという。
Facebookは米NASDAQ市場でティッカーシンボル「FB」の下、株式を公開する。公開日はまだ正式には発表されていないが、18日とみられている。
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