IBMが2年ごとに実施するCEO調査の結果を発表した。
日本IBMは5月23日、全世界のCEOを対象にしたインタビュー調査「IBM Global CEO Study 2012」の調査結果を発表した。ソーシャルメディアへの注目度が高まっていることが分かった。
同調査は、IBMが2004年からグローバル全体で2年ごとに行っているもので、今回は世界64カ国、1709人(日本は175人)、18業界のCEOを対象に実施した。調査によると、「今後3年から5年の間に自社に影響を与える外部要因」について、CEOの73%が「テクノロジー」と回答し、調査以来初めて最重要課題となった。FacebookやTwitterをはじめとするソーシャルメディアが台頭する現在、企業が顧客や消費者など個人レベルのニーズを理解し、応対するにはテクノロジーが不可欠だとしている。
現時点で「ソーシャルメディアが重要な顧客接点である」と回答した割合は全体の16%だったが、「3年から5年後には重要な顧客接点になる」との回答は57%と上昇した。
また、社員が成功するために必要な特性として、「協調性」(75%)、「コミュニケーション能力」(67%)、「創造性」(61%)、「柔軟性」(61%)を、優秀な社員をひきつけるための組織要因として、「共有される価値観」(65%)、「コラボレーションを推奨する職場環境」(63%)、「組織のミッション」(58%)を挙げた。
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