マーケティング、会議アプリケーションなどの分野が高い成長を遂げるとの予測だ。
IT調査会社のIDC Japanは5月23日、2011年の国内ソフトウェア市場の実績および2012年〜2016年の予測を発表した。2011年の国内ソフトウェア市場は前年比成長率0.8%と横ばいだが、2012年は前年比成長率3.4%、2011〜2016年の年平均成長率は3.2%と予測している。
2011年の国内ソフトウェア市場は2兆1549億円。売上シェアは1位マイクロソフト、2位富士通、以下、日立製作所、日本IBM、NECと続く。
2011〜2016年の年平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)予測は3.2%。世界市場における競争力の奪還に向けて、企業が新たなソフトウェアの投資を再開していくと予測している。CAGRが7%以上で市場拡大する分野の特徴として、オムニチャネル化環境で複雑化する顧客管理に向けたマーケティング、ワークスタイル変革の中で利用拡大する会議アプリケーション、ビッグデータで注目されるサーチ/ディスカバリー、仮想クライアントコンピューティングなどを挙げている。
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