2012年の国内UC/コラボレーション市場は震災復興需要や新たな災害対策需要の高まりなどを受け、前年比3.7%のプラスになるとみる。
IT調査会社のIDC Japanは6月12日、「国内ユニファイドコミュニケーション(UC)/コラボレーション市場」の分析と予測を発表した。2012〜2016年の同市場は年率3.2%で成長し、2016年には2192億円規模になると見込んでいる。
2011年の同市場の規模は、前年比2.3%増の1871億円だった。同年は東日本大震災やタイの洪水、急激な円高の進行など、国内経済状況を押し下げる要素が多数あったものの、同市場への影響は最低限にとどまったという。
2012年は震災復興需要や新たな災害対策需要の高まりなどを受け、同市場の規模は前年比3.7%のプラスになるとみる。2013年以降は景況感の回復、企業向けモバイルソリューション、ビデオコラボレーション、ソーシャルビジネスなどが市場をけん引し、2016年には2192億円規模になると予測している。
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