日立、帳票の読み取り速度を高速化したOCRスキャナ発売

従来機に比べて約2.1倍となる毎分約85枚の帳票の読み取り速度を実現した。

» 2012年07月10日 14時19分 公開
[ITmedia]
新製品のスキャナ

 日立製作所は7月10日、小型OCRスキャナの新製品「HT-4161シリーズ」および小型ドキュメントスキャナ「HT-4161-68シリーズ」を12日に発売すると発表した。全6機種を31日から出荷する。

 HT-4161シリーズでは、従来機の「HT-4134シリーズ」に比べて約2.1倍となる毎分約85枚の帳票の読み取り速度を実現。「HT-4161-68シリーズ」では毎分約170面の帳票読み取り速度となる。帳票類や紙文書などの迅速な電子化が可能になった。

 また2スタッカモデルを用意し、種類の異なる帳票やエラー帳票を振り分けて排出できるようにした。処理の済んだ帳票に番号や処理日付などを印字して、処理前と処理後の帳票の混在を防ぐナンバリング機能や、帳票の表面/裏面へのナンバリングもできるようしている。帳票の重複を入力前に検出することで、複数帳票の同時送りによる入力漏れを防ぐ2枚送り検出機構を強化した。

 本体は、スタッカとホッパを折りたたむことでA3用紙1枚程度の設置スペースになるコンパクト設計を採用している。各製品の概要と価格は以下の通り。

製品名 形名 概要 価格
OCRスキャナ「HT-4161シリーズ」 HT-4161-28 片面読取機1スタッカ 137万5500円〜
HT-4161-28W 片面読取機2スタッカ 190万500円〜
HT-4161-48 両面読取機1スタッカ 184万8000円〜
HT-4161-48W 両面読取機2スタッカ 237万3000円〜
ドキュメントスキャナ「HT-4161-68シリーズ」 HT-4161-68 両面読取機1スタッカ 102万9000円〜
HT-4161-68W 両面読取機2スタッカ 155万4000円〜

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