Google、「Google Cloud SQL」をアップデート 容量上限が10倍の100Gバイトに

Googleが、クラウドデータベースの「Google Cloud SQL」をアップデートし、利用可能容量の上限を100Gバイトに、RAMの上限を16Gバイトにそれぞれ拡張した。半年間無料で使えるトライアルプログラムも開始した。

» 2012年11月12日 08時59分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleは11月8日(現地時間)、開発者向けクラウドサービス「Google App Engine」で利用できるクラウドデータベース「Google Cloud SQL」をアップデートした。

 Google Cloud SQLは、昨年10月にスタートしたクラウドデータベース。JDBCとDB-APIをサポートしており、JavaあるいはPythonで構築したApp Engineアプリ向けのMySQLデータベースをGoogleのクラウド上で構築・運営できる。

 これまでは、利用できるストレージ容量の上限が10Gバイトだったが、今回のアップデートで10倍の100Gバイトに拡張された。データベースインスタンスに割り当てられるRAMも従来の4Gバイトから16Gバイトに増え、読み込み速度が向上した。また、Google AppsでCloud SQLを利用できるようになった。Google DocsのスプレッドシートやGoogleサイトでCloud SQLのデータを共有できる。

 Google Cloud SQLは6月から有料サービスになっており、課金方式は小規模ユーザー向け「Packages」と大量のトラフィックを使うユーザー向け「Per Use」の2種類が用意されている。Packagesは1日当たり1.46ドル(ストレージ1Gバイト、RAMは0.5Gバイト)から。

 Googleは同日、2013年6月1日まで半年間、0.5Gバイトのストレージ付きCloud SQLを無料で利用できるトライアルプログラムを開始した。Cloud Platformのページから申し込める。

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