食品卸売・製造業向けソリューションを統合 富士通

富士通および富士通マーケティングは、既存の食品卸売・製造業向け販売管理ソリューションと、食品業向け業務ソリューションを統合した新サービスを発売した。

[ITmedia]

　富士通および富士通マーケティングは12月11日、食品卸売業や食品製造業の業務効率化を支援するソリューション「GLOVIA smart 食品 FoodCORE」を販売開始した。

「GLOVIA smart 食品 FoodCORE」 サービス体系

　新ソリューションは、食品卸売・製造業向けの販売管理ソリューション「GLOVIA smart 食品製造・卸」と、食品業向け業務ソリューション「FoodStudio」を統合したもの。食品製造や販売において必要な業務である、生産、販売管理、発注仕入管理、物流管理、経費支払管理、管理損益などを一元化するとともに、原価の概算計上という考え方を取り入れた日々管理損益機能を実装する。これによって製造原価から営業利益まで財管一致した日次の管理損益が把握でき、経営の迅速な意思決定を支援する。

　各業務のリアルタイム連携による伝票の進ちょく状況確認、在庫情報の見える化、食の安全・安心順守に向けたトレーサビリティ、鮮度管理機能およびリベート管理機能など、食品業界特有のニーズにも対応する。

　価格は、販売管理システムが450万円（税別）から、生産管理システムが400万円（同）から。2015年度末までに120セットの販売を目指す。