IDC Japanは国内企業のIT支出動向および予測を発表した。
IT調査会社のIDC Japanは2月20日、国内の企業規模別のIT支出動向および予測を発表した。2012年のIT市場全体は堅調な成長となった。
電力不足や欧米経済の不振などの影響で国内経済は不透明な状況が続くものの、中堅・中小企業(従業員数999人以下)では、復興需要や金融緩和策をはじめとする政府の経済施策によって業績の回復が見込まれることから、2012年のIT支出額は3兆5046億円(前年比0.6%増)とプラス成長を予測する。
より詳細を見ると、小規模企業(1〜99人)のIT支出額は1兆1025億円(同0.2%増)、中小企業(100〜499人)は1兆5433億円(同0.5%増)、中堅企業(500〜999人)は8588億円(同1.3%増)となった。
大企業(1000人以上)でも、経営の早期立て直しに伴って、IT支出額は6兆2869億円(同2.8%増)になると見ている。
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