Googleの地図・コマース担当上級副社長が退任 Google Xへ

Android責任者のアンディ・ルービン氏に続き、地図およびコマース担当上級副社長のジェフ・フーバー氏も同職を退く。フーバー氏はGoogle Xの新プロジェクトに取り組む。

» 2013年03月15日 13時23分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleのジオ/コマース担当上級副社長、ジェフ・フーバー氏は3月14日(現地時間)、自身のGoogle+で「Googleでの最初の10年を完了し、Google Xで新プロジェクトを始める」と投稿した。

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 Google Xは、電脳メガネ「Project Glass」や自動運転カーなどに取り組む同社のプロジェクト部門。

 米Wall Street Journalは同日、この件に詳しい筋の情報として、フーバー氏が率いる地図とコマース部門は2つに分かれ、地図は検索部門(責任者はアラン・ユースタス氏)に、コマースは広告部門(責任者はスーザン・ウォジスキ氏)に統合されると伝えた

 Googleは前日、Android部門の統括をChrome/Apps担当上級副社長のスンダル・ピチャイ氏が兼任すると発表した。同社のラリー・ペイジCEOは、これまでAndroidを統括してきたアンディ・ルービン上級副社長は“Googleで新たな章を開く”ために退任したと説明している。ルービン氏もGoogle Xに参加するとみられる。

 Googleは今月、カナダのニューラルネットワーク関連企業DNNresearchを買収した。同社がどの部門に参加するのかは明らかにされていないが、Google Xでの新プロジェクトに参加する可能性もある。

 Wall Street Journalによると、一連の組織再編はペイジCEOの目標である「統合された美しくシンプルなGoogle体験」構築を加速する動きの一環という。

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