JSRとNECがITサービスで戦略提携、情報システム事業を分社化

JSRとNECは、JSRビジネスサービスの情報システム事業を分社化し、新会社「JNシステムパートナーズ株式会社」を設立する。

» 2013年04月15日 15時23分 公開
[ITmedia]

 JSRとNECは4月15日、ITサービスに関して戦略提携するとともに、JSRグループの情報システム会社の一部株式をNECが取得することで合意したことを発表した。

 JSRは5月1日付で、同社100%出資のグループ会社であるJSRビジネスサービスの情報システム事業を分社化。そのうえで新会社の株式の60%をNECに譲渡する。新会社の名称は「JNシステムパートナーズ株式会社」となる。

 JSRは、中期経営計画「JSR20i3」および2020年の企業ビジョンの実現に向け、海外を含めたJSRグループ全体のIT基盤の最適化・高度化を行いグローバル競争力や環境変化への対応力などの強化を図っていくために、今回の戦略提携を行う。NECが有するクラウドやビッグデータ、セキュリティなどの先進的な情報通信技術やシステム構築ノウハウの活用、NECのITサービス人材との交流や教育プログラムによる人材育成などを進める考えだ。

 またNECは、JNシステムパートナーズを通じて、JSRグループの経営力強化に貢献する新たなパートナーシップを実現し、アウトソーシングを含むソリューション事業の更なる拡大を目指す。

 5月1日に設立するJNシステムパートナーズの資本金は1000万円で、NECが60%、JSRが40%の株式を保有。JSRグループからの情報システムの設計、開発及び運用保守事業の請負・委任業務を事業内容とする。

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