業務アプリの構造を“地図”で俯瞰するサービス、富士通が提供

富士通は、業務アプリケーションの状態を見える化を支援するサービス「APMモダナイゼーションサービス for Cloud」において、同社と富士通研究所が共同で開発したソフトウェア地図の作成技術を機能追加した。

» 2013年05月13日 15時34分 公開
[ITmedia]

 富士通は5月13日、企業が保有している業務アプリケーションの状態を把握し、最適な運用を支援するサービス「FUJITSU APM(Application and Portfolio Management)モダナイゼーションサービス for Cloud」において、アプリケーションの見える化技術を強化した「FUJITSU APMモダナイゼーションサービス for Cloud 業務・アプリケーション選別サービス」の提供を開始した。

 富士通は、2010年5月より「APMモダナイゼーションサービス for Cloud」を提供。企業の業務アプリケーションの現状の見える化や、効率的に運用を行うための見直しを支援してきた。今回、同サービスのアプリケーションの見える化を行う「業務・アプリケーション選別サービス」に対し、ユーザー企業からの要望を受け、富士通と富士通研究所が独自開発したソフトウェア地図の作成技術を機能追加した。

ソフトウェア地図でアプリケーション構造を見える化したイメージ

 ソフトウェア地図の作成技術を活用することで、アプリケーションの構造を地図形式で俯瞰でき、機能の固まりや複雑な構造部分などを直感的に把握できる。これにより、改善ポイントを明確にでき、アプリケーションの詳細な構造を把握していない経営者でも複雑さなどの全体構造を理解できるようになる。また、本技術により、従来は約2ヶ月かかっていた見える化を、約1週間で実施できるほか、コストダウンも実現するという。

 「FUJITSU APMモダナイゼーションサービス for Cloud 業務・アプリケーション選別サービス」の提供価格は個別見積りで、富士通は2015年度末までに10億円の売上を目標としている。

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