OS別世界スマートフォン出荷でWindows Phoneが初のBlackBerry超え──IDC調べ

AndroidとiOSの寡占状態は変わらないが、Windows Phoneの出荷台数が133.3%増加し、シェアでBlackBerryを抜いて3位になった。

» 2013年05月17日 14時12分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米調査会社IDCは5月16日(現地時間)、2013年第1四半期(1〜3月)のOS別世界スマートフォン出荷シェアを発表した。米MicrosoftのWindows Phoneがシェアを伸ばし、初めてカナダBlackBerryのOSを超えた。

 idc OS別世界スマートフォンシェア推移(資料:IDC)

 1位と2位は前期と変わらず、米GoogleのAndroidと米AppleのiOS。2つを合わせて92.3%と寡占状態だ。Androidは前年同期比79.5%増の1億6210万台でシェアは75.0%。Android端末の41.1%は韓国Samsung Electronics製で、その他のメーカーはいずれも1桁台のシェアだ。iOS端末はシェアを5.7ポイント落とした。

 3位のWindows Phoneの出荷台数は133.3%増の700万台で、シェアは3.2%。その79%はフィンランドのNokia製だ。4位のBlackBerryは630万台でシェアは2.9%。

 5位のLinuxは2010年第1四半期以来シェアを減らし続けているが、Samsungが年内に最初のTizen端末を発売する計画で、これによってシェアが回復する可能性はある。

2013年第1四半期のOS別世界スマートフォン出荷トップ5(単位:百万台)
順位 OS名 1Q13出荷台数 1Q13市場シェア(%) 1Q12出荷台数 1Q12市場シェア(%) 出荷台数伸び率(%)
1 Android 162.1 75.0 90.3 59.1 79.5
2 iOS 37.4 17.3 35.1 23.0 6.6
3 Windows Phone 7.0 3.2 3.0 2.0 133.3
4 BlackBerry 6.3 2.9 9.7 6.4 -35.1
5 Linux 2.1 1.0 3.6 2.4 -41.7
6 Symbian 1.2 0.6 10.4 6.8 -88.5
その他 0.1 0.0 0.6 0.4 -83.3
合計 216.2 100.0 152.7 100.0 41.6
(資料:IDC)

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