日本オラクル、1000以上の業務機能の追加したPeopleSoft最新版をリリース

日本オラクルは、新機能や既存機能の拡張など1000以上の機能を追加し、モバイル機能や直感的に操作できるようにユーザーエクスペリエンスを向上した業務アプリケーション製品「PeopleSoft 9.2」の提供を開始した。

» 2013年05月23日 17時51分 公開
[ITmedia]

 日本オラクルは5月23日、業務アプリケーション製品の最新版となる「PeopleSoft 9.2」をリリースした。1000以上の機能を追加し、ユーザーエクスペリエンスの向上も図っている。

 PeopleSoft 9.2は、人材管理アプリケーション「PeopleSoft Human Capital Management 9.2」をはじめ、「PeopleSoft Financials 9.2」や「PeopleSoft Supply Chain Management 9.2」などからなる。新機能や既存機能の拡張に加え、モバイル機能や直感的な操作性も強化し、さらなる利便性の向上と総所有コストの低減を支援するという。

 既にPeopleSoftを導入している企業は、PeopleSoft 9.1と同様に、機能追加パッケージ「Feature Pack」をインストールすることで、システム全体をアップグレードすることなく新機能を利用することができる。PeopleSoft 9.2の特徴は(1)業務機能の向上、(2)ユーザー画面や操作性の向上、(3)保守運用管理機能の強化――の3点。業務機能の向上では、各アプリケーションの機能強化に加えてモバイル端末から利用できる機能も提供する。

 ユーザー画面や操作性の向上については、「Related Actions Framework」により、メニューをたどらなくても見やすい画面デザインによるナビゲーションを実現。さらに、「アクティビティガイド」の機能により、段階的なプロセスを直感的な画面操作で実行することが可能になった。利用頻度の高いユーザー向けの「ワークセンター」機能や、60種類以上の分析レポート「ピボットグリッド」も新たに実装し、オラクルの企業内向け検索エンジン「Oracle Secure Enterprise Search」と連携して、フリーテキストで検索可能な機能も提供される。

 保守運用管理機能の強化では、PeopleSoft 9.2のシステムを最新の状態に維持する「PeopleSoft Update Manager」が効率的な保守運用管理を実現しているほか、過去の保守運用管理状況にかかわらず、システムを自動的に最新状態に保つ機能や、保守運用管理のスケジュール設定といったユーザー企業が必要な機能をあらかじめ選択し、必要な機能のみの実装できるようにしている。

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