日立製作所、オールフラッシュ構成が可能なストレージ新モデルを発売

日立製作所は、ユニファイドストレージ「Hitachi Unified Storage VM」向けフラッシュモジュールを製品化し、グローバルで提供を開始した。

» 2013年07月11日 16時06分 公開
[ITmedia]

 日立製作所は7月11日、ミッドレンジクラスのユニファイドストレージ「Hitachi Unified Storage VM」向けに、高速なデータ処理を可能にするフラッシュモジュール「Hitachi Accelerated Flash(HAF)」および、ストレージデバイスにHAFを搭載したオールフラッシュモデル「Hitachi Unified Storage VM all flash(HUS VM all flash)」を発売した。

Hitachi Accelerated FlashとHitachi Unified Storage VM all flash

 HAFは、独自のフラッシュメモリコントローラを搭載し、一般的なフラッシュ媒体の2倍となる1.6テラバイトの大容量を実現して、容量あたりの導入コストを大幅に削減した。また、HUS VM all flashは、HAFと「Flash acceleration」の組み合わせによる高速なデータ処理を実現しながら、ストレージ容量の効率的な利用による導入コストの削減、「HAF」の定期データチェック機能およびデータ回復機能と連携した高い信頼性が特徴となっている。

 両製品とも近年に、大容量化および多様化するデータの高速処理と効率的な管理を実現、さらには迅速なデータ活用を可能にするストレージへのニーズに対応するものという。同社ではエンタープライズディスクアレイシステム「Hitachi Virtual Storage Platform」向けに、フラッシュ媒体の性能を最大限に引き出すデータ処理高速化ソフトウェアのFlash accelerationとHAFを2012年に提供済み。データ処理性能に優れたストレージをグローバル提供している。

 今後もフラッシュ媒体を活用したストレージソリューションの開発、展開を強化していくことで、企業などの迅速なデータ活用を支援し、新たな価値創出を支援する方針。HAFの製品価格は1台(1.6テラバイト)あたり454万200円から、HUS VM all flashは3976万3500円(初期費用を除く)からとなる。

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