SSD利用でI/O性能を3倍に、日立がディスクコントローラ用ソフトを発表

ディスクアレイシステム向けにSSDによる高速I/Oを実現するためのコントローラソフトを開発した。

» 2012年08月24日 15時52分 公開
[ITmedia]

 日立製作所は8月24日、ディスクコントローラ用ソフトウェアの新製品「Flash acceleration」を発売した。同社のディスクアレイシステム「Hitachi Virtual Storage Platform(VSP)」向けのもので、SSDを活用しデータ処理の高速化を実現する。

 新製品はVSPのディスクコントローラ、SSDを利用したデータ処理に最適化させるもの。現行機に比べて約3倍の100万IOPS以上のデータの読み込みが可能となり、日々発生するデータの処理や分析、分析結果の事業への反映の迅速化といったビジネス面への貢献につながるとしている。これまでは処理の高速化に、ハードウェアを追加するなどの対応が必要となる場合があったが、ソフトウェアで実現したことでコストが3割ほど安価になるという。

 Flash accelerationの販売価格は1334万9700万円。また、フラッシュ媒体を活用するための技術開発や製品化をより推進していくとし、データベースや基幹業務システムのトータルコスト削減を支援するソリューションの提供も予定する。

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