日本HP、ユーザー体験重視型のアプリ変革サービスを発表

企業が顧客との関係強化を図るのを支援する新たなソリューションサービスを提供する。

» 2013年09月02日 12時26分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカードは9月2日、「Application Transformationソフトウェア/サービス」ソリューションの提供を発表した。場所や時間、デバイスを問わず、組織が顧客やユーザー、社員とのつながり高めるユーザー体験を重視したアプリケーションの実現を支援するという。

 新ソリューションでは同社のユーザーエクスペリエンスチームが、ソリューション利用組織のアプリケーションポートフォリオの観点に基づき、「エンゲージメントの瞬間」を識別できるよう、一緒に業務を推進していく。これにより、エンゲージメントを拡充するアプリケーションの設計や迅速なプロトタイプ作りに必要な知識を得られるようになるという。

 社内外向けにシンプルで分かりやすいユーザー体験を提供するという「HP User Experience Design Services」や、バックエンドシステムに安全に連携するアプリケーションの設計、構築、配布が可能な「HP Anywhereソフトウェアプラットフォーム」の機能強化版、開発者がアプリケーションの設計と開発を迅速に行えるという「HP Anywhere Developer Zone」などを利用する。

 また、アプリケーション性能の観点からAndroidアプリでのユーザー体験をモニタリングするためのソフトウェア「HP Real User Monitoring 9.22」や、アプリケーションとワイヤレスネットワークのパフォーマンスの可用性を監視するSaaS「HP Performance Anywhere」を新たに提供する。

 HPが2013年3月に実施した委託調査の結果によれば、アジア太平洋地域の最高マーケティング責任者(CMO)の70%以上が、顧客との関係強化にモバイルアプリケーションを活用している一方、約85%は顧客のロイヤルティ獲得と維持のために、顧客対応アプリケーションをもっとユーザーになじみやすいものにする必要があると回答していたという。

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