企業向けクラウドメモ共有サービス「Evernote Business」をSalesforceとシームレスに利用できる「Evernote for Salesforce」がリリースされた。
米Evernoteは9月27日(現地時間)、クラウドベースのCRM(顧客管理)サービスを手掛ける米salesforce.comとの提携により、「Evernote for Salesforce」をリリースしたと発表した。昨年8月に発表した企業向けEvernote「Evernote Business」のデータを、Salesforce内からシームレスに利用できる。
Evernote Businessは、企業や部署単位でグループウェアとして利用できるクラウドベースの情報収集・編集・共有サービス。グループ内のメンバーが「ノート」として保存したWebページや写真、ドキュメントなどを共有・共同編集できる。
Evernote for Salesforceでは、例えば会議の録音、ホワイトボード上の情報のカメラでの記録、議事録のスキャンデータなどをタグ付きで保存しておき、Salesforce内の関連する情報と1クリックでリンクさせることができる。一旦リンクさせれば、Salesforceにログインしたままこれらのデータを検索・表示できる。Evernote Businessでデータを更新すると、Salesforceでも最新のデータを閲覧できる。
Evernoteでグループのメンバーが新たなデータを保存すると、グループのSalesforce Chatterのフィードにデータ更新情報が自動的に表示される。
Evernote for Salesforceは、salesforce.comのオンデマンドアプリ交換サービス「appexchange」でダウンロードできる(Salesforceのアカウントが必要)。
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