米Evernoteは8月24日(現地時間)、中小企業向けサービス「Evernote Business」を発表した。12月に提供を開始する。料金は1人当たり月額10ドル。専用サイトで早期アクセスを申し込める。
Evernoteは、Webページ、PDF、画像など多様なデータをサーバ上に保存し、PCやモバイル端末から利用できるクラウドベースの情報ツール。無料のクライアントアプリがWindows、Mac OS、iOS、Android、BlackBerry、Windows Phone向けに提供されている。アップロード容量増加、広告非表示などを追加した月額450円のプレミアム版もある。
Evernote Businessは、企業や部署単位でグループウェアとして利用できる。管理者用のコンソールが用意され、メンバー全員のデータとアクセス権限を管理できる。メンバーがアップロードするデータはすべて企業が管理し、メンバーで共有できる。プレミアム版では、共同編集も可能だ。また、「専任カスタマーマネージャー」に電話でのサポートを求めることができる。
2005年創業のEvernoteは2008年にEvernoteのβ版をリリースし、2011年には登録ユーザーが1000万人を突破した。現在のユーザー数は約4000万人。常に“自分たち自身が使いたいものを作る”ことを心掛けてきたEvernote自身も従業員200人を擁する中小企業に成長し、中小企業が使いたいものを作ることにしたという。
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