新MacBook ProをiFixitが解剖──ヘッドフォンジャックが壊れたらロジックボード交換

Appleが22日に発売した新しいMacBook Pro Retinaディスプレイモデルをガジェット修理を手掛けるiFixitがさっそく分解し、13インチ、15インチともに修理しやすさは先代と同じ10点中1点(最低点)と評価した。

» 2013年10月26日 07時54分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Apple製品の修理を手掛ける米iFixitは10月25日(現地時間)、22日に発売されたMacBook Pro Retinaディスプレイモデルの13インチと15インチの両モデルの解剖リポートを公開した。13インチのリポートはこちら、15インチはこちら

 ifixit ばらばらにされた13インチモデル(左)と15インチモデル

 iFixitは先代のMacBook Pro Retinaディスプレイモデルも発売直後に解剖し、“修理しやすさ”の評価を10段階で最低の1としたが、新モデルも同じ最低点だった。

 特に15インチモデルでは、ヘッドフォンジャックがロジックボードにはんだ付けされているため、「ジャックが壊れたら(通常の摩損で壊れやすい)、千ドル近くの修理代が必要」だとiFixitは指摘する。

 ifixit 2 15インチモデルのロジックボード。青い線で囲まれている部分がヘッドフォンジャック

 薄さと軽さを追求したデザインのMacBookシリーズでは、進化するほどに修理は難しくなっているようだ。

 また、新モデルは先代より最大バッテリー駆動時間が長くなっている(7時間→9時間/8時間)が、バッテリー容量は小さくなっている(95Wh→71.8Wh)ことも明らかになった。新モデルは米Intelの最新アーキテクチャ“Haswell”と最新OS「Mavericks」のお陰で省電力が可能になったということだろう。

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