Google、ハングアウトのSMS対応やGoogle+の新写真編集機能を発表

Googleが、メッセージングサービス「ハングアウト」とGoogle+の写真編集に多数の新機能を追加した。

» 2013年10月30日 14時24分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleは10月29日(現地時間)、統合メッセージングサービス「Hangouts(日本では「ハングアウト」)とソーシャルサービス「Google+」に多数の新機能を追加すると発表した。それぞれの新機能は今後段階的に提供(ローリングアウト)していくという。

ハングアウトでSMSの送受信が可能に

 当初Google+の1機能だったハングアウトは、5月の「Google I/O」で再定義され、Google+のビデオチャット機能、メッセージング機能、Gmailのチャット、Google Talkの総称になった。

 Android版ハングアウトで、ハングアウト内でのSMS(電話番号によるテキストメッセージングサービス)の送受信とGIFアニメの投稿が可能になり、現在地を1タップで投稿できるようになる。現在地の投稿は、投稿画面にGoogle+のAndroidアプリの投稿欄と同様にマーカー(Google Mapsの位置を表示するアイコン)が表示されるようになり、これをタップすると現在地が地図付きで表示される。

 hangout 1 ハングアウトでの現在地投稿(左)とSMSの送受信(右)
 kitkat kitkatのSMSアプリ設定画面

 間もなくリリースされる次期バージョン「Android 4.4(コードネーム:KitKat)」では、ユーザーは設定画面で「規定のSMSアプリ」を設定できることになっている。ユーザーはハングアウトをデフォルトのSMSアプリとして指定することもできるわけだ。

 また、ライブストリーミング機能「Hangouts On Air」にスケジューリング機能が追加され、放送を事前にプロモーションするページが利用できるようになる。放映中に参加者を排除したりリモートで音声をミュートできる「Control Room」機能が追加される。

 hangout 2 ハングアウトの事前予約画面
 hangout 3 騒がしい参加者の音量を下げたり、画面下に表示するユーザーの映像を非表示にすることができる

 モバイルでもデスクトップでも、フルスクリーンで表示できるようになる。また、Webカメラの明るさを自動調整する機能も追加される。

 hangout 4 明るさの自動調整機能(右が調整後)

Google+の写真編集機能

 Google+の「写真」に追加される主な新機能は以下の通り。

  • iOSアプリでもAndroidと同様に、フルサイズの写真をバックアップし、バックグラウンドでの同期ができるようになる
  • Googleの画像認識機能による高度な画像検索機能の追加。タグがついていなくても、例えば「浜辺」と検索すると浜辺の写真が表示される
  • 画像の自動調整機能を写真ごとに調整できるようになる
  • SnapseedAuto Awesomeの新機能追加

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