EMC、オールフラッシュのストレージ「XtremIO」を投入

EMCジャパンは、フラッシュの能力を引き出すアーキテクチャを採用したというオールフラッシュによるスケールアウト型ストレージアレイを発表した。

» 2013年11月21日 18時17分 公開
[ITmedia]
EMC XtremIO

 EMCジャパンは11月21日、フラッシュメモリを全面採用したスケールアウト対応のストレージアレイ「EMC XtremIO」を発売した。OSからアレイの管理までにおいてフラッシュメモリの能力を引き出すアーキテクチャを採用し、最大100万IOPSの性能を提供するという。

 新製品ではフラッシュメモリに最適化したデータ保護アルゴリズムを採用、また、インラインでのデータの重複排除も行える。スケールアウト型のアーキテクチャにより、データ容量の増加とパフォーマンスの向上をリニアにできるのが特徴であり、I/O集中型のデータベースやサーバ仮想化、仮想デスクトップといった環境に求められるワークロードにおいて、フラッシュメモリでも安定した高いパフォーマンス、信頼性、柔軟性を実現するとしている。

 さらに、全てのボリュームにおいてシンプロビジョニングを適用しており、4KBのアロケーション密度でデータブロックの場所を動的に計算していく。従来のようにデータを書き込む前にストレージ領域を事前に割り当て処理がなく、パフォーマンス低下や容量オーバーヘッドといった問題を解決した。使いやすいユーザーインタフェースによる管理や「EMC VPLEX」など同社製品との統合とった特徴も備える。

 XtremIOの価格は3726万2500円(税別)から。初期購入時には別途導入サービスおよび保守サポート費用が必要になる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ