Google、YouTube再生回数の水増し摘発を強化

水増し業者が発生させた再生回数はカウントされないばかりか、利用規約違反とみなされて動画を削除されたりアカウントを停止される可能性もある。

» 2014年02月05日 07時36分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Googleは2月4日、YouTubeの動画再生回数水増しを防止するための対策強化を発表した。特に、一部業者が売りつける水増しサービスの利用を問題視し、「再生回数が人為的に水増しされれば、動画の人気度についてファンをあざむくだけでなく、YouTubeの質も低下する」と強調している。

 Googleはこれまでにも水増し対策として再生回数の定期的なチェックに乗り出し、再生をスキャンして不正を見つけ出す措置を講じていたが、今後はその対策をさらに強化。定期的に再生回数の検証を実施して、水増しが発覚した場合は削除すると表明した。

 特にサードパーティーのマーケティング業者の中には再生回数の水増しを売りにしているところもあり、こうした業者には特に注意してほしいと呼びかけている。

Googleの声明

 Googleによれば、YouTubeでこうした業者が発生させた再生回数はカウントも反映もされないばかりか、利用規約違反とみなされて動画を削除されたりアカウントを停止される可能性もある。「再生ではなくスパムを売りつけるような業者と契約すれば、そのつけを負うのは業者ではなく自分自身だ」とGoogleは警告している。

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