Samsungが、スマートフォンと接続せずにスタンドアロンで通話やメールの送受信ができるSIM入りスマートウォッチを6月にも発表するかもしれない。OSは「Gear 2」と同じTizenになるようだ。
韓国Samsung Electronicsがスタンドアロンで稼働するTizenベースのスマートウォッチを近く発表すると、米Wall Street Journalが5月23日(現地時間)、この件に詳しい筋の情報として報じた。
Samsungは現在、欧米と韓国の通信キャリアとこのスマートウォッチの取り扱いに関して交渉中で、6月か7月に発表したい考えという。
Wall Street Journalによると、このスマートウォッチはSIMを搭載し、スマートフォンと接続せずに直接電話の受発信が可能。同社が2月に発表した「Gear 2」と同様に、写真撮影やメールの送受信、心拍数の計測などもできるという。
TizenはLiMo Foundation、Linux Foundation、米Intelが主導するTizen ProjectのOS。Tizen Projectは23日、年次開発者会議「Tizen Developer Conference(TDC)」を6月2〜4日にサンフランシスコで開催すると発表した。
会場は、同じ日程で米Appleが開催する年次開発者会議WWDCの会場から徒歩約10分のサンフランシスコヒルトンホテルだ。
SamsungはIntelと並ぶ同カンファレンスのスポンサーで、開発者会議の参加者には、Gear 2が無料で配布される。また、SamsungのソフトウェアR&Dセンター担当上級副社長のジョンドク・チョイ氏が3日の基調講演に登壇する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.