阪急阪神ホールディングス、グループの経理システムを共通化導入事例

NECのERPソフト「EXPLANNER/Ai」をノンカスタマイズで、グループ60社に展開している。

» 2014年06月18日 15時06分 公開
[ITmedia]

 アイテック阪急阪神とNECは6月18日、阪急阪神ホールディングスのグループ60社に対してNECのERPソフト「EXPLANNER/Ai」をノンカスタマイズで導入したこと発表した。この規模でのノンカスタマイズによる導入は、国内では珍しいという。

 グループ各社が共通して利用するのは会計・債権・債務の機能。導入では標準業務フローの作成、勘定科目などの各種マスタ、セキュリティなどの環境情報が設定された標準テンプレートの作成、旧システムからのデータ移行ツールの作成などを行って、作業を効率化したという。

 従来はグループ各社が個別の経理システムを利用し、システムの保守運用コストや連結決算の早期化にともなう業務負荷の増大が課題になっていた。

 システムの共通化で保守運用業務コストが14%削減されたほか、連結決算業務の効率化と今後の会計基準や税制変更時の迅速なシステム対応手順も確立した。システムの初期導入コストも58%削減されたとしている。

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