Apple、MavericksやSafariの更新版も公開、多数の脆弱性を修正

AppleはOS Xの更新版となる「OS X Mavericks v10.9.5」「セキュリティアップデート2014-004」、Webブラウザ更新版の「Safari 6.2」「Safari 7.1」などを公開した。

» 2014年09月19日 07時25分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Appleは9月18日、OS XやSafariなどの脆弱性を修正するセキュリティアップデートを公開した。

 同社のセキュリティ情報によると、OS Xの更新版となる「OS X Mavericks v10.9.5」「セキュリティアップデート2014-004」では、計19項目の脆弱性を修正した。このうちBluetooth、CoreGraphics、Intel Graphics Driverなどの脆弱性は、任意のコード実行に利用される恐れがある。PHPやOpenSSLも更新版が盛り込まれ、複数の深刻な脆弱性に対処した。

 同アップデートはOS X Mavericks v10.9〜v10.9.4、OS X Lion v10.7.5、OS X Mountain Lion v10.8.5が対象となる。

 一方、Webブラウザ更新版の「Safari 6.2」「Safari 7.1」はOS X Mountain Lion v10.8.5とMavericks v10.9.5に対応する。任意のコード実行につながるWebKitのメモリ破損の脆弱性や、ユーザー認証情報流出の恐れがあるSafariの脆弱性などが修正された。

 この他にも、OS X Server v3.2.1(OS X Mavericks v10.9.5以降向け)、OS X Server v2.2.3(OS X Mountain Lion v10.8.5向け)、Xcode 6.0.1(OS X Mavericks v10.9.4以降向け)、Apple TV 7(Apple TV第3世代以降向け)などのセキュリティアップデートが9月17日〜18日にかけて公開されている。

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