GoogleやDropbox、使いやすいセキュリティツールを開発へ

「セキュリティ技術がどれほど効果的であっても、使いやすく分かりやすいものにしない限りは使ってもらえない」という考えから、新組織「Simply Secure」を設立した。

» 2014年09月19日 07時41分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米DropboxやGoogleが参加して9月18日、一般ユーザーにも使いやすいオープンセキュリティツールの開発を目指す組織「Simply Secure」の創設を発表した。

 設立の背景として同組織は、現在のコンシューマー向けセキュリティツールは平均的なユーザーにとっては不便だったり分かりにくかったりして採用が進まないと指摘する。2段階認証なども多くのオンラインサービスで提供されているが、あまり普及していないのが現状だという。

 そこで「セキュリティ技術がどれほど効果的であっても、使いやすく分かりやすいものにしない限りは使ってもらえない」という考えから、オープンソースコミュニティと連携して、高度な知識がないユーザーにも使いやすく、使い勝手を犠牲にせずに済むセキュリティツールの提供を目指す。

 同組織にはDropboxやGoogle、Open Technology Fundが参加。代表にはGoogleプロダクトマネジャーとして2段階認証などを手がけたサラ・シンクレア・ブロディ氏が就任する。

Simply Secure

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