日立、クラウド基盤向けの新サーバを発表

設備制御や監視システムなど長期の安定稼働が求められるシステム向けに、10年間のハードウェア保守に対応したモデルも用意する。

» 2014年09月25日 12時52分 公開
[ITmedia]

 日立製作所は9月25日、PCサーバ「HA8000シリーズ」の新モデルとなる「HA8000/RS220」「HA8000/RS210」を発表した。設備制御や監視システムなど長期の安定稼働が求められるシステム向けに、10年間のハードウェア保守に対応した「長期保守対応モデル」もラインアップする。

 HA8000/RS220およびHA8000/RS210は、最新の「インテル Xeon プロセッサーE5-2600 v3製品ファミリー」を搭載し、処理性能を従来の最大約1.4倍に向上させた。最大4.8テラビットのPCIe Flashドライブボードやファイバチャネルボードもサポートし、処理性能と拡張性を強化させた。これによって、迅速で柔軟なクラウド環境を構築できるという。両製品は日立の統合プラットフォーム「Hitachi Unified Compute Platform」のサーバにも採用し、プライベートクラウド構築にも適用可能となる。

HA8000

 長期保守対応モデルと、10年間の無償保守や簡易定期点検も併せて提供する「おまかせ安心長期保守モデルII」も提供する。従来は産業用コンピュータなどが使われてきた設備制御や監視システムで汎用的なPCサーバを利用すれば、コストを抑えたシステムを構築できるという。

 製品価格は、HA8000/RS220が64万2000円から、HA8000/RS210が61万3000円からでいずれも9月30日に出荷を開始する。長期保守対応モデルの製品価格は117万7000円から、おまかせ安心長期保守モデルIIは251万9000円からで、10月20日に出荷を開始する。

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