ネット検索で危険なセレブ、2014年首位はジミー・キンメル

米国で最も検索されているのはミュージシャンとコメディアンが多く、検索結果から悪質サイトに誘導される危険性が高い。

» 2014年10月07日 13時57分 公開
[ITmedia]

 米McAfeeは10月7日、毎年恒例となっている「インターネット検索で最もリスクの高い有名人」の2014年版ランキングを発表した。今年のトップは著名な司会者/コメディアンのジミー・キンメルとなっている。

 この調査は8年連続で実施され、インターネットで有名人を検索した場合の総合的なリスク割合を計算している。これまでは俳優が上位を占める傾向にあったが、今回はコメディアンやミュージシャンの検索リスクが高い状況にあることが分かったという。

 同社によると「ジミー・キンメル」の検索は、19%以上の確率でマルウェアサイトや詐欺サイトなどの危険なWebサイトに誘導される。ジミー・キンメルは、2008年調査の男性部門でブラッド・ピットに次ぐ2位を獲得していた。今年の調査の第2位は人気DJのアーミン・ヴァン・ブーレン、3位は女性歌手のシアラがランクインしている。その他の上位10人には、カントリーミュージック歌手のブレイク・シェルトン、女性歌手のブリトニー・スピアーズ、ミュージシャンのブルース・スプリングスティーン、ジョン・ボン・ジョヴィ、司会者/女優のチェルシー・ハンドラーがランクインした。

 同社は、9月に発覚した米国セレブの写真流出事件のように、サイバー犯罪者は最新のカルチャートレンドへの一般人の関心を悪用した攻撃を常に探していると指摘。検索を通じて一般人をマルウェア感染サイトなどに誘い込み、パスワードや個人情報を盗むため、外部リンクをクリックする際には慎重になる、コンテンツのダウンロードは公式サイトに直接アクセスする――といった注意を呼び掛けている。

 ランキングトップ10と危険サイトの遭遇率は以下の通り。

順位 有名人 割合
1 ジミー・キンメル(司会者、コメディアン) 19.38%
2 アーミン・ヴァン・ブーレン(ミュージシャン) 19.33%
3 シアラ(ミュージシャン) 19.31%
4 フロー・ライダー(ミュージシャン) 18.89%
5 ブルース・スプリングスティーン(ミュージシャン) 18.82%
6 ブレイク・シェルトン(ミュージシャン) 18.47%
7 ブリトニー・スピアーズ(ミュージシャン) 18.19%
8 ジョン・ボン・ジョヴィ(ミュージシャン) 17.64%
9 チェルシー・ハンドラー(司会者、コメディアン、女優) 17.22%
10 クリスティーナ・アギレラ(ミュージシャン) 16.67%

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