Twitter、タイムラインで音楽再生できる「Audio Card」 まずはSoundCloudとiTunesに対応

Twitterが、一度は買収を試みた音楽共有サービスのSoundCloudと、AppleのiTunesとの提携により、タイムライン上に表示してその場でオーディオを再生できる「Twitter Audio Card」を公式モバイルアプリでスタートした。

» 2014年10月17日 11時12分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Twitterは10月16日(現地時間)、タイムライン上で音楽を再生できる「Twitter Audio Card」を発表した。iOSおよびAndroidの公式アプリで利用できる。

 まずは(一度は買収を試みた)音楽共有サービスの米SoundCloudとの提携で試験的に開始したという。SoundCloudのユーザーである一部のアーティストや企業が、SoundCloud上の自分のオーディオファイルをAudio CardとしてTwitterに投稿できる。

 また、米Appleとも提携し、iTunesの公式アカウントからもAudio Card付きのツイートが投稿されるようになっている。

 ユーザーは、タイムライン上のカード付きのツイートをタップすると、カードが大きく表示されてオーディオが再生される。左上の縮小アイコンをタップすると音楽を再生したままカードが右下に小さくなって移動し、Twitter内を移動しても音楽の再生は最後まで続く。つまり、BGMとしてカードの音楽を流していられるのだ。

 audio 1 左から、Audio Card付きツイート、カードをタップして拡大したところ、カードの右上のアイコンをタップして縮小したところ
 audio 2 SoundCloudのAudio Card

 SoundCloudのユーザーで現在Audio Cardを使えるのはNASA、WhiteHouse、コールドプレイなど55のユーザーだが、SoundCloudによると、「間もなく」全ユーザーが使えるようになるという。

 SoundCloudのカードを再生すると、再生している端末にSoundCloudがインストールされていないと、インストールボタンが表示される。SoundCloudにとっても、SoundCloudのユーザーにとっても、Audio Cardはプレゼンス向上に役立ちそうだ。

 Twitterはこれまでにも「Playerカード」として音声や動画を視聴できるカードを提供しているが、こちらはコンテンツ提供者が配信関連を管理する必要があり、Twitterからの審査もあってハードルが高いものだ。

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